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2026年6月23日火曜日

ミケランジェロも買い物リストを書いていた ── 巨匠の知られざる日常 新カテゴリ

ミケランジェロも買い物リストを書いていた ── 巨匠の知られざる日常


彫刻家、画家、建築家として名を残したミケランジェロ・ブオナローティ。

ヴァチカンの「ピエタ」、フィレンツェの「ダヴィデ」、システィーナ礼拝堂の天井画――

誰もが思い浮かべる作品は、どれも巨匠としての顔です。


しかし、フィレンツェのカーザ・ブオナローティに残るブオナローティ家文書庫には、

そんな巨匠の意外な一面を伝える小さな紙が保管されています。

1518年に書かれた、ごく普通の「買い物リスト」です。


このリストには、パン、ワイン、ニシン、ほうれん草、トルテッリ(詰め物パスタ)などが

書き連ねられています。面白いのは、それぞれの食材の横に、ミケランジェロ自身の手で

ちょっとした絵が描き添えられていること。パンの絵、魚の絵、ワインの水差しの絵――

当時、文字の読めない使用人にも内容が伝わるようにという配慮だったと考えられています。


絵は彫刻や絵画のための道具であると同時に、こんな日常の場面でも

ミケランジェロにとって自然な「伝える手段」だったのかもしれません。

https://antiquarium.ocnk.net/product-group/234

このリストにはもう一つ面白い背景があります。実はこの紙、新しく用意したものではなく、

当時受け取った貴族からの手紙の裏面を再利用したものでした。

また、リストに肉類が一切登場しないのは、単なる質素な暮らしぶりだけでなく、

四旬節(レント)の時期で肉食が制限されていたためとも考えられています。

ニシンやアンチョビといった魚介が多いのも、その断食の習慣を反映しているのでしょう。

似たような食卓のメモは他にも残されていて、洋梨や砂糖、子羊肉を頼むメモなど、

巨匠の素朴な日常の一端をうかがうことができます。


巨大な天井画を描いた手が、同じ筆致で買い物リストにパンの絵を描いていた――

そう考えると、500年前の芸術家がふっと身近に感じられます。


このたびAntiquarium Milanoでは、そんなミケランジェロにゆかりのある品々を集めた

新カテゴリ「ミケランジェロ」を立ち上げました。

詩人としての一面を伝える詩集「Rime」のイタリア語版や、

彫刻に用いられたのと同じ産地の大理石を使用した製品など、

芸術家が選んだ素材を暮らしの中で楽しめるアイテムを取り扱っています。


ぜひ覗いてみてください。

https://antiquarium.ocnk.net/product-group/234

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